東京研修レビュー
帰ってきたので書く。レポートの備忘録がてら
なお交流会とかいうウンコのことは書きません。タモリきたけど
---
日程概要
1日目:理化学研究所仁科加速器研究センター、東大大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター(東大CNS) -埼玉、和光市
2日目:産業技術総合研究所(産総研)、高エネルギー加速器研究機構(KEK) -茨城、つくば市
3日目:東大OC
---
1日目
1.東大CNSの研究員の人達と食事。(隣にCERNのALICE実験に関わっている人が来るなど)
2.OBによる講義とアクティブ標的(CAT-S)の見学
3.RIビームファクトリー(RIBF)見学:
メンテで側シールド解放されてた。
8000t=東京タワー2個分だとか。これで重イオンビームを0.7cまで加速する。
・生成分離装置(BigRIPS);
重イオンビームをビームダンプで標的物質にぶつけて崩壊させてRIビームを生成する。
白のコンクリの塊の方からRIビームが出てくる。中性子線が出るので厚さ5mのコンクリで遮蔽している。
青いのが常伝導偏向電磁石(分離用)。
これはビームのうち目的でないものを回収するライン。
灰色の筒が超伝導4重極電磁石で、ビームを収束させる。
・RIビーム低エネルギー化システム(OEDO)
RIビームを減速させることで生成しづらいエネルギー領域のビームを生成する。ちなみに冷凍機がきっちり2Hzで動いているのでBPM120のドラムシーケンスを聴かされ続ける。
・高分解能分光器(SHARAQ)
原子核の運動量を高精度で測定して質量欠損のスペクトルが得られる。
超伝導磁石のための液体ヘリウム。
---
2日目
1.産技研の地質標本館を見学。
鉱物いろいろ。
2.そのまま産技研のサイエンススクエアつくばへ
これは半分偏光板を剥いだ液晶に偏光板をかざしている画像。
写真撮ってないけどデジタル音楽を自動で解析するSongleなるものも紹介されていた。これはネットで一般公開されているとか。
3.KEKへ
まずBelle2測定器。周長3kmのKEKB加速器(今はSuperKEKBに改造中)で高エネルギー(8GeV)の電子ビームと低エネルギー(3.5GeV)の陽電子ビームを正面衝突させてB中間子のペアを生成し、崩壊過程を測定する。
ほぼ一辺7.5mくらいの立方体をしている。
4.KEKの物質構造科学研究所(IMSS)へ
写真ないけど、フォトンファクトリー(PF)ではほぼ光速の電子を磁場に突っ込んで放射光(X線)を出してそれでいろいろやる。はやぶさのイトカワのサンプルの解析もしたとか。管制室にも入ったり。
5.宇宙線の観測
スパークチェンバー(わからなかったら調べよう!)で観測されたミューオンの軌跡をもとに角度分布を調べる。10秒間露光された写真から本数と角度を求めて集計する。
それで分布はcos^2に比例しますよと言われたので理由を聞きに行ったらモゴモゴ説明されたあと分からないとか言われた。それでいいのか?
---
3日目
東大OCは10時到着予定の割に起床も出発も早いと思ったら9時に着いた(教師陣は算数できないのか)。それで某ks生に10時に赤門で会う予定だったのに9時半には量子論の講義の整理券に並んでた。講義の内容は割愛。
Wi-Fi飛んでないから彼と会うのに非常に苦労した。他人の携帯借りてようやく集合40分前に落ち合うというグダりっぷり。スマートンホ欲しい。
構内のローソンでざるそばとわらび餅買ってそばだけ食ってたら集合時間になったので解散した。それだけ。
わらび餅は飛行機で食った。
おわり